森保ジャパン、“欧州組限定”の「ポジション別序列」 大迫&中島不在で鍵を握るのは?

オランダ遠征に続いて選出されたMF久保建英【写真:Getty Images】
オランダ遠征に続いて選出されたMF久保建英【写真:Getty Images】

堂安vs伊東の右サイドの争いは熾烈 久保の起用ポジションは左サイドか

■右サイドハーフ
堂安 律(ビーレフェルト)
伊東純也(ヘンク)

 10月シリーズ終了時点では、伊東が堂安に代わって格付けでトップに立ってもおかしくないほど駆け上がってきた印象だった。しかし、伊東はその後、新型コロナウイルスに感染して離脱。すでに復帰して公式戦にも途中出場しているが、15分間のプレーで疲労があったこともSNSで明かしており、スタミナ面では少々不安が残る。一方の堂安は、ビーレフェルトでバイエルン・ミュンヘン相手に移籍後初ゴール。その後の試合でもアシストを記録と本来の勢いを取り戻しつつあり、11月シリーズがポジション争いの試金石となりそうだ。

■トップ下
南野拓実(リバプール)
鎌田大地(フランクフルト)

 森保ジャパンにおいて「トップ下=南野」の印象は色濃いが、10月のコートジボワール戦で先発した鎌田もタメを作りながらの展開やスペースを突く動きでチャンスを作っており、アピールとしては悪くなかった。南野がリバプールで出場機会を失いつつある状況も踏まえると、鎌田のパフォーマンスへの期待は前回よりも大きいだろう。

■左サイドハーフ
原口元気(ハノーファー)
久保建英(ビジャレアル)
三好康児(アントワープ)

 今回も中島翔哉(ポルト)は未招集のため、前回に続き原口が格付け的には一番上か。久保は最も得意とする右サイドに堂安と伊東、トップ下にも南野と鎌田がいることを考えると、ビジャレアルで主戦場となっている左サイドが有力か。ベンチスタート続きだった前回はミスも目立ったが、ELで移籍後初ゴールを決めるなどこの1カ月でプレー時間は伸びており、真価が問われそうだ。10月シリーズで出番のなかった三好は、まずはプレー時間を手にしたいところだ。

■センターフォワード
鈴木武蔵(ベールスホット)
浅野拓磨(パルチザン)

 絶対的な柱である大迫を招集できず、FWは2枚。10月のコートジボワール戦で先発した鈴木はゴールこそ挙げられなかったが、ポストプレーでも奮闘し、今回は“繰り上げ”で一番手になる見込み。浅野はパルチザンでサイドをこなしており、“ウイング”的な立ち回りを求められるかもしれない。トップ下・鎌田の場合は、南野がセンターフォワードにスライドする可能性もあるだろう。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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