森保ジャパン、“欧州組限定”の「ポジション別序列」 大迫&中島不在で鍵を握るのは?

オランダ遠征では招集が見送られたMF橋本拳人【写真:高橋 学】
オランダ遠征では招集が見送られたMF橋本拳人【写真:高橋 学】

“新顔”の橋本はボランチの競争に割って入れるか

■右サイドバック
酒井宏樹(マルセイユ)
室屋 成(ハノーファー)

 不動のレギュラーである酒井は、マルセイユでもリーグ戦全試合に出場しており、森保監督のファーストチョイスであることは変わらないだろう。ハノーファーの室屋は前節グロイター・フュルト戦(4-1)で左サイドバックとしてフル出場しており、指揮官もメンバー発表の会見で左サイドでの可能性に関しても言及している。

■左サイドバック
長友佑都(マルセイユ)
菅原由勢(AZ)

 フィールドプレーヤー最年長の長友は、コンディション不良で10月シリーズを辞退。その後、マルセイユで公式戦には出場していないため、状態は未知数の部分があるが、森保監督は「チームの練習をしっかりやれている。彼の実力という部分ではこれまでの経験で、十分にコンディションさえ良ければ(力を)発揮してもらえると思う」と期待を寄せている。また、A代表デビューを飾った菅原は継続招集。リーグ戦やUEFAヨーロッパリーグ(EL)に出場し、今回は安西が不在なことからもアピールのチャンスとなる。

■ボランチ
柴崎 岳(レガネス)
遠藤 航(シュツットガルト)
橋本拳人(FCロストフ)
中山雄太(ズウォレ)

 これまでの森保監督の起用を考えると、柴崎&遠藤への信頼度は高い。前回は招集できなかった橋本は、今季移籍したロシアでリーグ戦11試合5ゴールと攻撃力にも磨きをかけており、鉄板コンビに割って入れるかが一つの見どころになる。中山は前回ボランチと左サイドバックで1試合ずつ起用されたが、サイドバックの選手層が手薄なことを考えると、場合によっては最終ラインに回るかもしれない。

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