手倉森監督、強豪国にも「肩を並べられる」 前回五輪王者撃破で得た本番への手応え

ポルトガル遠征、U-23日本がU-23メキシコに2-1で勝利

 ポルトガル遠征中に組まれた25日の国際親善試合U-23メキシコ戦で、手倉森ジャパンは2-1の勝利を収めた。U-23日本代表の手倉森誠監督は8月のリオデジャネイロ五輪に向け、「大きな手応えを得た」と話した。

「まず、相手がリズムを作る前にこちらから仕掛けられたのは良かった。コンディションの違いで日本にキレがあった。ボールを動かす姿勢で相手を浮き足立たせたのは良かった。後半は相手を受けながらカウンターで仕留められればというプランだった。1点取られたけど、良くゲームコントロールした」

 前半は指揮官の言葉通り、日本の良い部分が大きく表れるゲームになった。前線で追い込んだところから中盤でボールを奪い、流動的な攻撃を仕掛けた。手倉森監督が口にしたコンディションの違いを考慮しても、北中米カリブ海予選を全勝で突破した前回金メダルのメキシコを相手に、完全にゲームを支配したと言ってもよい好内容で2点をリードした。

 後半に入ると手倉森監督は新戦力をテストしながら3ボランチ、2トップとシステムを変更しつつ、守備から入るゲームプランに切り替えた。ややメキシコにボールを支配させすぎた感はあったが、追撃を1点に抑えて逃げ切りに成功した。

 

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