中国2年目の元イタリア代表FW、欧州復帰を熱望 今冬の古巣ローマ移籍が浮上
上海申花のエル・シャーラウィ、今夏の欧州帰還は実現せず
中国の上海申花でプレーする元イタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィが、冬の移籍市場でローマ復帰を実現する可能性が浮上したという。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。
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エル・シャーラウィは昨夏にローマから中国へと渡った。そこには高額年俸という条件のほかに、ローマもまた財政的な厳しさを抱えていたという事情もあったとされる。一方で、すでにエル・シャーラウィ本人には中国から欧州に戻りたいという意向があり、今夏の移籍市場を見据えて動いていたと報じられていた。
実際に古巣ローマのほか、フランス王者パリ・サンジェルマンなども興味を示していると報じられたものの、移籍は実現しなかった。しかし、2022年12月まで契約を残すエル・シャーラウィは、来年に延期された欧州選手権(EURO)や22年ワールドカップ(W杯)への出場を熱望しているという。
そのためにはロベルト・マンチーニ監督の目に留まりやすい欧州への復帰が必須と考えるなかで、冬の移籍市場で期限付き移籍によるローマ復帰が浮上したという。金銭的な問題を残すものの、果たして「ファラオーネ」の愛称を持つアタッカーは欧州復帰を叶えることができるのか。20代で中国移籍を決断することのリスクやデメリットが表面化している感はあるが、今後の動向が注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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