ベルギー協会がテロの影響で中止を発表したポルトガル戦 同日にアウェー開催されることが決定
ポルトガル中部の都市レイリアでの開催が決定
ベルギーサッカー協会は多数の死傷者を出した爆弾テロの影響で、中止と発表していた29日の首都ブリュッセルでのポルトガル代表との国際親善試合を、ポルトガル中部の都市レイリアで行うことを発表した。
「ベルギーサッカー協会の幹部は、レイリアで親善試合を開催するポルトガルサッカー協会からのオファーを受けることで、監督、コーチングスタッフと合意に達しました。試合はベルギー時間の同時刻に行われます」
ベルギー協会は公式サイトで声明を発表した。ブリュッセル市内の空港と駅を標的にした爆弾テロの影響で、キング・ボードゥアン競技場で予定されていた欧州選手権(EURO)に向けた調整試合は中止になっていた。
昨年11月に同スタジアムで予定されていたスペインとの親善試合も、フランス・パリでの同時多発テロの影響で中止となっており、ベルギー代表は2試合連続で親善試合がキャンセルとなる事態となっていた。だがEUROを前に、重要なタイミングでのテストマッチとなるだけに、ポルトガル代表が友情のオファーを出した格好となった。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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