イグアイン、米MLS移籍前の苦悩を告白 「プレッシャーで情熱を失いかけていた」
確かな実績を誇りながら、市場が開くたびに放出候補となる現実に苦しむ
今秋から米MLS(メジャーリーグサッカー)のインテル・マイアミに加入したアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインは、一度はサッカーへの情熱を失っていたという。米放送局「CBSスポーツ」のインタビューで明かしている。
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イグアインはスペインの強豪レアル・マドリードやイタリア王者ユベントスで活躍したキャリアを持つ。しかし、2018年夏、所属していたユベントスにポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが加入するとエースの座を失い、同リーグのACミランとイングランド・プレミアリーグのチェルシーへ半年ずつ期限付き移籍したが、いずれも買い取りには至らず。そのまま昨季はユベントスでプレーした。
「最近ではヨーロッパの、トップレベルでプレーしなければいけないというメディアのプレッシャーもあって情熱を失いかけていた。これまでのキャリアで証明してきたことも、1試合1試合、いつも証明することを求められる。そうしたものから少し離れたかった。新たな喜びを得るためにMLSに来た。トップレベルのストライカーがたくさん来て、楽しんで競争しているのを見てきた。このリーグは多くのゴールが決まり、挑戦するのに興味深かった」
イグアインは特に近年、放出リストに載っているというネガティブなニュースの矛先になり続け、試合に出るたびに懐疑的な視線を浴びせられたのは事実だろう。それにより、精神を削られていたという。
セリエAでの得点記録も樹立したことのあるストライカーは、「サッカーを楽しむことに戻るため、ここに来た」と話す。元イングランド代表のスター、デイビッド・ベッカム氏が共同オーナーを務めるマイアミで、MLSでも得点能力の確かさを見せつけることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)