渦中のベンゼマに新たな疑惑 マネーロンダリング事件に関与か

株主だった企業に計画倒産の疑惑

 フランス代表の同僚MFに対する恐喝事件に関与したとして代表追放状態となっているレアル・マドリードFWカリム・ベンゼマだが、新たなスキャンダルに直面している。6月の欧州選手権における仏代表復帰への機運が高まる中、マネーロンダリング事件に巻き込まれた可能性が浮上している。フランス週刊誌「リベラシオン」が報じたもの。

 ベンゼマは昨年10月に、リヨンMFマテュー・ヴァルブエナのセックステープを巡る恐喝事件に関与。ベルサイユ警察に逮捕され、起訴されていた。フランス代表から追放状態となっていたが、このほど事件の被害者であるヴァルブエナとベンゼマの面会禁止措置が解除された。6月に地元フランスで行われる欧州選手権への出場に向けた大きな障害が取り除かれたため、ベンゼマの代表復帰へ可能性が一気に広がっていた。

 だが、今度は新たな疑惑が浮上した。マネーロンダリングだ。記事によると、すでにフランス検察当局は昨年9月1日に捜査をスタートさせているという。ベンゼマが株主を務めていたパリ市内の企業が巨額の赤字を計上し、売却されたという。計画倒産などの不正の疑いが浮上し、ベンゼマは証人として事情聴取に応じているとレポートされている。

 ベンゼマに近い関係者は「彼はレストランの株主になって、巨額の損失を受ける羽目になった」と説明している。マネーロンダリング事件に関する事情聴取の事実を認めながらも、ベンゼマは「犠牲者」と説明している。

 

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