渦中のベンゼマに新たな疑惑 マネーロンダリング事件に関与か

 模範性について反論もEURO出場に障害か

  実力はお墨付きのフランスのエース候補にはピッチ外でのスキャンダルが多発している。地元ラジオ局「RMC」によると、フランスのマヌエル・ヴァルス首相はベンゼマ被告の代表復帰に警告を投げかけた。「カリム・ベンゼマの代表復帰に関する条件はまだ満たされていないと思う。彼はまだ捜査対象だ。若者にとって偉大なスポーツマンは規範的でなければいけない。フットボールは我々の代々継承すべきものだ。アマチュアのスポーツマンの事件ではない。我々は慎重になるべきだ。すべての行動や決断は重要になる」との声明を出している。

 ベンゼマは自身のツイッターで「僕は12年間プロサッカー選手として活動している。541試合でレッドカードはゼロ、イエローは11枚。そして、自分の模範性について話題にする人間がいるのか?」と怒りのメッセージを出している。

 だが、次々に周辺で噴出する刑事事件。模範的な存在とは言いがたく、悲願の欧州選手権出場は果たすことができないかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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