クーマン監督、スアレスには「残留の道もあった」と強調 「一度もトラブルはなかったが…」
バルサから構想外を通告されたと報じられ、アトレティコ移籍が決定
バルセロナのロナルド・クーマン監督が、アトレティコ・マドリードに移籍したウルグアイ代表FWルイス・スアレスとの関係は良好だとし、自身は同選手のバルサ残留を望んでいたことを示唆する発言をしたという。英紙「デイリー・メール」などが伝えている。
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スアレスはバルセロナでの6シーズンで公式戦198得点を叩き出し、クラブの歴代最多得点者ランキングでは3位。これまでにリーガ・エスパニョーラ優勝4回やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇など数々のタイトルを獲得してきた。
しかし、19-20シーズンは負傷に苦しめられ、新たに就任したクーマン新監督からは新シーズンの構想外を通告されたと伝えられていた。ユベントス移籍の可能性も報じられたが、最終的にアトレティコに移籍することとなっている。
ところが、クーマン監督はオランダ公共放送「NOS」のインタビューでスアレスの移籍に言及。「彼がまたプレーするには非常に難しい状況になっていて、私はそれを彼に伝えた。彼との間に一度もトラブルはなかったが、彼はその状況を厳しいと感じた。いつも通りにトレーニングしていたが、彼は最終的に退団という決断をしたんだ」として、次のように続けている。
「私は彼に『どんな理由であろうと、もし残るのであれば、君はただのチームの一員となるが、私が間違っていると証明することもできる』と伝えた。残留という道もあったよ。ルイスとの関係は良好だ。しかし、クラブはチームを若返らせる必要があると感じていた。今のチームを見れば分かるだろう」
スアレス退団の際には、エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシも首脳陣に批判的なコメントを残すなど、物議を醸す事態になった。しかしクーマン監督は、残留の道もあったなか、あくまでスアレス自身が退団という決断を下したと強調している。
(FOOTBALL ZONE編集部)