「やっとレッズの9番に…」 菅澤優衣香、移籍4年目でたどり着いた“真のエース”の境地

今季のなでしこリーグの得点ランキングを独走しているFW菅澤優衣香【写真提供:浦和レッズ】
今季のなでしこリーグの得点ランキングを独走しているFW菅澤優衣香【写真提供:浦和レッズ】

自身3度目の得点王獲得は射程圏内「自分が得点を決めるという気持ちは一番強い」

 なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)1部・浦和レッズレディースのFW菅澤優衣香は、今季の得点王レースで首位を快走している。なでしこリーグに身を置いて12年目、シーズンを重ねるごとに円熟味を増し、現役最強FWの1人として君臨する彼女の“ストライカー思考”に迫った。

 2017年に浦和に加入した菅澤は、過去3年間で9ゴール→7ゴール→15ゴールを記録し、今季も12試合消化時点ですでに昨季と並ぶ15ゴールに到達している。とりわけ、リーグ戦通算100得点を達成した第7節・アルビレックス新潟レディース戦(2-1)以降、6試合で11ゴールと大爆発。菅澤が得点した5試合すべてでチームは勝利を収めている。

 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース時代の2014、15年に2年連続得点王に輝いているが、今季は近年で最もゴールに貪欲な自分がいると菅澤は明かす。

「今年は『自分が得点を決める』という気持ちは一番強いと思います。サッカーは、FWが少ないチャンスでも決めきれないとチームを勝たせるどころか、勢いをもたらすこともできないと、(2019年の)ワールドカップで痛感しました。私が裏に抜けるタイミングをチームメートはよく理解してくれていて、クロスボールの質もどんどん上がっているので、そのおかげで決定機が多く作れています。最前線で最終的にシュートを任されているので、森(栄次)監督のサッカーの中に、自分のアピールポイントが上手く組み込めていると思います」

 自身について「メンタルは弱い(タイプ)」と笑顔で即答する菅澤は、一方で「かなり負けず嫌い」だとも表現する。過去4年間、得点王争いで常にFW田中美南(INAC神戸レオネッサ)の背中を追い続ける形が続いてきただけに、やはり“意識する存在”の1人だという。

「田中美南選手は狭い局面でのターン、最後のフィニッシュの精度、そしてパワーと、なでしこリーグの中でもずば抜けているなと思います。彼女に限らず、なでしこリーグのFWはみんなライバル。自分以外の選手がゴールを決めると、どこか悔しさがあります(笑)」

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