「ドイツ人も見習うべき」 ポドルスキ、日本人の“リスペクト精神”に感銘「いつでも…」
DFB公式サイトで日本人の印象について言及 「精神的な豊かさをもたらしてくれた」
2017年7月から約2年半にわたってJリーグのヴィッセル神戸でプレーし、現在はトルコのアンタルヤスポルに在籍している元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが、ドイツサッカー連盟(DFB)公式サイトのインタビューに応じ、そのなかで自身が生活するなかで感じた日本人の印象について語っている。
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大物外国人選手として神戸に加入したポドルスキは、Jリーグデビュー戦となった17年7月30日のJ1第19節大宮アルディージャ戦でいきなり2ゴールをマーク。その後、翌18年にはキャプテンを任されるなど神戸で中心的な役割を担うようになり、今年1月に行われた天皇杯決勝にも先発出場して神戸の初タイトル獲得に貢献していた。
DFB公式サイトのインタビューに応じたポドルスキは、クラブから勝者のメンタリティーを植え付けることを期待されていたのではないかと問われると、「僕にとっては感情もまたピッチ上では大事な要素だと思っているけど、多くの日本人はピッチ上での感情表現が少ないように感じた」と率直に回答。そのうえで「それが彼らのメンタリティーであり、無理に感情表現しろと言っても上手くいかない。外国に行ったら、そこの国のやり方を受け入れなければならない」と明かした。
一方で、日本で最も印象的だったことについて訊かれると、他者に対する日本人の“リスペクト精神”を挙げている。
「『日本人は静かで控えめな人々だ』とよく言われているけど、確かにそれは間違いではないよ。リスペクトというのは、日本ではとても重要なテーマなんだ。若者が年上の人に接する時には特にそうだね。僕は、ドイツ人も日本人のそうした部分を模範として見習うべきだと思う。日本人が他人に接する時の振る舞い方は、僕に深い感銘を与えたんだ」
さらに「日本人はとてもフレンドリーでいつでも助けてくれるし、街はきれいで秩序がある。そうしたことも強く印象に残っているよ。ヴィッセル神戸のために過ごした時間は、僕と家族に精神的な豊かさをもたらしてくれた」と振り返ったポドルスキ。これまで母国ドイツ以外にイングランド、イタリア、トルコと様々な国でプレーしてきたが、その中でも日本での日々は同選手にとって特別な経験として記憶の中に残っているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)