「自分にチャンスが回ってくる」 安西幸輝、長友不在で好アピールなるか「一番のライバルが佑都くん」

左SBでの起用が予想される日本代表DF安西幸輝【写真:©JFA】
左SBでの起用が予想される日本代表DF安西幸輝【写真:©JFA】

左SBとして出場する可能性が高い安西幸輝が“ライバル”長友について言及 「やらないと」

 森保一監督率いる日本代表は7日、オランダ・ユトレヒトで行われる国際親善試合カメルーン戦(9日/日本時間午後9時)とコートジボワール戦(13日/日本時間午後11時45分)に向けて、合宿4日目を迎えた。今回は新型コロナウイルスの影響もあり、初めて国内組は招集せず、海外組だけで構成。昨年12月のE-1選手権以来10カ月ぶりの代表活動となるなかで、左サイドバック(SB)として出場する可能性が高いDF安西幸輝(ポルティモネンセ)は「自分にチャンスが回ってくる」と前向きにとらえた。

 アフリカの強豪と対戦する今回のオランダ遠征。左SBの主力として長年君臨してきたDF長友佑都(マルセイユ)がコンディション不良のため合流せず、同じポジションは安西のみとなった。出場する可能性が高い安西は、大きなアピールチャンスを掴み取る覚悟だ。

「佑都くんがコンディション不良で参加できないことになり、自分にチャンスが回ってくると思っている。2試合とも出るつもりでいるし、この1年間、海外で積み上げてきたものを試合で出せればいい」

 昨年3月にA代表へ初招集。ここまで国際Aマッチ4試合に出場している。それでも、やはり立ちはだかる長友の壁は高かった。安西はクラブで右サイドバックを務めており、両翼ができるのも強み。今回は存分に発揮する。

「(カタール・ワールドカップ)二次予選をずっとベンチで見てきて、すごく試合に出たいという気持ちが強くなった。でも、自分のチームでなかなか結果が出ず、2月に監督が代わってから試合に出ることが減って焦りがあった。練習を1日1日100パーセントでやって、あの2人を追い越したいという気持ちは、みんな持っていると思う。初招集を受けた時から、左SBで呼ばれたので、一番のライバルが佑都くんだと思っていた。年齢も、僕がやらないといけない年になっているし、僕がやることで競争も活性化すると思う」

 今年25歳になった安西。34歳の長友は約12年間日本代表のレギュラーを務めてきた。“後継者”探しは長年の日本代表の課題でもある。今回参加できなかった長友が焦るような活躍を――。安西の気持ちはそれだけだ。

「佑都くんをリスペクトしているし、間近で見てもっと自分がやらないといけないということはたくさんある。僕が出て(代表に)還元できるとなれば、サイドの仕掛け、ドリブルではがすこと、推進力を出してサイドハーフを助けること。それができれば良いと思う」

 長友の牙城を崩す2連戦となるのか。左SBは大きな注目ポイントとなりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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