ハリルJ第2章へ! 「新しいやり方にトライ」と意気込む指揮官、就任2年目のテーマは”融合”

ハーフナー招集に垣間見える新スタイル

 なかでも注目となるのはハーフナーだ。新天地のオランダでは今季13得点を挙げるなど、好調を維持。これまで代表ではその真価を発揮できずにいたが、フィットすれば相手の脅威となることは間違いない。新しい武器が加わることで、チームに新たな攻撃のバリエーションが生まれるとハリル監督も自信をのぞかせている。指揮官はハーフナー招集の意図をこのように話している。

「特に国内で支配したゲームで、興味深いのが彼。日本の短所はクロスでの得点が取れていないこと。この2試合ではサイドからのボールを送る。マイクの頭を狙うのは大事。組立てで難しければ、マイクにダイレクトでボールを送る。背後に走った選手にフリックしたり、折り返してシュートを狙う2つのパターンがある。こういったタイプは、日本人に少ないのが現状。アイデアがどういったものを見せるか見てみたい。アフガン戦はおそらく、かなりブロックを敷いてくる。あとで有効になる選手かもしれません。我々がやったことのないプレーを使わなければと想定している」

 これまではFW本田圭佑(ACミラン)やMF香川真司(ドルトムント)といった技術の高い選手を中心に、細かいパスワークからゴールに迫るスタイルを信条としていた日本だが、ハリル監督は海外の屈強なDFにも劣らない規格外のサイズを誇るハーフナーの可能性に大きな期待をかけているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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