降格危機の”北の名門” ベニテス新体制の初陣勝利を岡崎の芸術弾に阻まれる

守備的な策をとったニューカッスル 悔やまれた岡崎の先制点

 残留争いの真っ只中にいるニューカッスルの新指揮官となったラファエル・ベニテス監督は、就任初戦のレスター戦で日本代表FW岡崎慎司の一撃に沈み、初陣を白星で飾ることができなかった。英国営放送「BBC」が報じている。

 降格圏の19位に沈むクラブは先週金曜日、スティーブ・マクラーレン前監督の解任と、スペイン人指揮官の招聘を決めた。後任となったベニテス監督はわずか3日の準備期間で、いきなり首位レスターと対戦。同放送局の電子版の記事では、「ラファ、復活のヒントとなったか?」という見出しをつけてこう説明している。

「マグパイズ(ニューカッスルの愛称)はスペイン人指揮官の授けた策によって、序盤に2つのチャンスを作った。そして非常に深い最終ラインを敷いたことでホームチームに問題を生じさせた。しかし、オカザキの一撃によってレスターは攻守両面でペースを握って試合を掌握した」

 ベニテスの策略が水泡に帰したのは前半25分、岡崎が叩き込んだスーパーゴールだった。左からのクロスをイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディが頭で折り返すと、この日本人FWは豪快なオーバーヘッドキックでゴールネットを揺らした。このシュートにはゴール前に人数をかけていたニューカッスル守備陣も、なす術がなかった。

 

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