南野拓実は「デレ・アリやハフェルツのよう」 ドイツ名将が称賛「とても価値のある選手」
ザルツブルクでもスポーツディレクターを務めたラングニック氏が南野の活躍に言及
リバプールの日本代表MF南野拓実は現地時間24日、カラバオカップ3回戦のリンカーン・シティ戦に先発出場し、2得点1アシストの活躍で7-2の圧勝に貢献した。これを受け、ドイツの名将が南野について英衛星放送「スカイ・スポーツ」で語っている。
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プレシーズンで好調を維持していた南野は、プレミアリーグでは開幕戦で出番がなく、第2節チェルシー戦でも後半41分からの出場にとどまっていたが、リンカーン戦では3トップの中央で先発出場を果たした。1-0で迎えた前半18分には強烈なミドルシュートで1点目を決めると、4-0の後半1分にもGKの弾いたボールを押し込んで2点目を記録。さらに試合終盤にはベルギー代表FWディボック・オリギのゴールをアシストし、勝利に大きく貢献している。
この活躍に言及したのが、シャルケやRBライプツィヒなどのクラブで指揮を執った経験を持ち、南野の古巣ザルツブルクでもスポーツディレクターを務めていたラルフ・ラングニック氏だ。英紙「デイリー・ミラー」などによると、同氏は英衛星放送「スカイ・スポーツ」の番組「ザ・フットボール・ショー」に出演し、次のようにコメントしたという。
「私が過去数年で見ていたクラブでプレーしていた選手の1人だ。リバプールには同様の選手が5人いる。ユルゲン(・クロップ監督)のスタイルと私の志向するサッカーは似ており、これは偶然ではないだろう。サディオ・マネ、ナビ・ケイタ、ロベルト・フィルミーノ、ジョエル・マティプ、そして南野は、私のいたクラブから来た選手だよ」
「もしリバプールの全選手が完璧なコンディションであれば、南野は先発メンバーには入らないかもしれない。しかし、サブには常に入れておきたい選手だ。デレ・アリ(トッテナム)やカイ・ハフェルツ(チェルシー)のように、攻撃的なポジションのオールラウンダーだからね」
このように現状の南野の立ち位置を語ったうえで、「彼はスカッドの中でとても価値のある選手だ。プレミアリーグの格下相手やカップ戦なら、常に先発できるだろう」とも付け加えている。加入から半年以上が経過し、まずは欠かせない戦力の1人としての評価を確立しつつあるようだ。