低調な内容により10番への視線も厳しく

　「コリエレ・デロ・スポルト」紙も5.5点で続いた。「この日本人は優柔不断で、不正確。どんな努力も無気力なFWに無駄にされた」と辛口。フィニッシュの局面での判断に課題を残したが、それよりもFW陣が大ブレーキになっていたと評価されている。最高点はアッビアーティの7点。最低点はベルトラッチ、ポーリ、メネズ、バッカが５点で並んだ。

　「トゥット・スポルト」紙も5.5点。「（キエーボの左SB）ゴッビに聞いてくれ。敵に焦点を当てるといいが、パスを預ける際の解決法に多くのミスがあった」と、本田の選択肢に改善の余地ありとされている。最高点はGKアッビアーティ、DFイニャツィオ・アバーテ、MFジャコモ・ボナべントゥーラの6.5点。最低点はメネズで4.5点となっている。

　チームが公式戦12試合連続で無敗をキープしていた際には、本田はゴールを決めずともイタリアメディアから称賛されていた。だが、キエーボに圧倒された末のスコアレスドローでは、地元紙が浴びせる視線も厳しさを増している。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images