復活弾の香川を米メディアが高評価 「綺麗なフットワーク」を称えつつ、”静かな怒り”も指摘

マインツ戦で今季5ゴール目を奪った後、香川が見せた行動に注目

 ドルトムントの日本代表MF香川真司が、13日の本拠地マインツ戦で2016年初ゴールを挙げる活躍を見せ、2-0の勝利に貢献した。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」は、香川について「綺麗なフットワークを見せつけた」と高く評価する一方、公式戦で4試合ぶりの先発となるなど、確固たるレギュラーの座を失ってしまった自分自身に対する「静かな怒り」を指摘している。

 昨年12月5日のヴォルフスブルク戦以来となる今季5ゴール目を決めた香川は、10点満点で8点という高評価を手にしている。最高評価はMFムヒタリアン、ロイス、カストロ、フンメルスの9点。DFソクラティスと並ぶ高採点を手にしている。

 寸評では、公式戦3試合連続で先発から外されていた香川が見せた「静かな怒り」を表現している。

「香川がBVBの2点目を決めた時、もう一度ゴールネットにボールを蹴りこまずにはいられなかった。自分自身に全く満足していない選手の兆候だ。しかし、香川にうつむく必要などない。なぜなら、数多くの綺麗なフットワークを見せつけたのだから」

 1-0リードで迎えた後半28分、オーバメヤンの左サイドからのクロスに香川が中央で合わせる。無人のゴールに2016年初ゴールを押し込んだ後、もう一度ゴールネットに思い切りボールを蹴り込んでいる。ゴール後も香川に、喜びの表情はなかった。

 

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