今季無冠が決定的のチェルシーに粛清の嵐! 悪童FW、ベルギー代表コンビら主力9人の放出浮上

噛みつき疑惑のコスタもリストラ対象に

 オスカルには昨夏に引き続きユベントス、コスタは古巣アトレチコ・マドリードなどが具体的な移籍先候補として浮上している。オスカルは以前ほどの輝きを見せることはできず、復調したコスタにしても、12日のFAカップ準々決勝エバートン戦では退場処分に加えて、噛みつき疑惑が浮上するなど得点力とは裏腹に、悪童ぶりが悩みの種となっている。

 チェルシーは29節を終えて現在10位。残り9試合で、CL出場権を獲得できる4位マンチェスター・シティとの勝ち点差は11と、絶望的な状況に追い込まれている。さらにCLとFAカップの敗退も決定。このまま中位に沈み、来季CLの舞台に立つことができなければ、試合のチケット売り上げや放映権料などの収入減に直結し、推定で4500万ポンド(約73億円)の損失になると予測されている。

 “石油王”のアブラモビッチ氏にとっては痛くもかゆくもない金額かもしれないが、ファイナンシャル・フェアプレー制度の存在を考えれば、新たな補強資金捻出に向けた選手の放出は待ったなしの状況となってしまったようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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