「完全に圧倒した」とドルトムント監督が12戦無敗の快進撃に自信 香川”新ライバル”も絶賛

DFドゥルムのコンバートで香川が苦境に

 主役となったロイスについて、トゥヘル監督は「あのゴールが我々に勢いを与えてくれた。マルコのために本当に嬉しい。彼は自分で高いハードルを設定しているんだ」と絶賛している。さらに本職はDFながら、中盤で香川をベンチに追いやって先発出場したドゥルムについても、指揮官は称賛の言葉を並べている。

「彼はいいプレーを見せている。すごいよ。冬の合宿中はまったく埋もれていた。最初の親善試合の前には、怪我が少し再発してしまったんだ。だが、2試合連続で素晴らしいプレーをしている。トレーニング場でも好調ぶりを見せているし、ボルシアMG戦でも途中出場でいいプレーを見せていた。彼のフィジカルの状態は我々に利益をもたらしている。彼は監督の愛する、かなりの多様性を持っている。それが新たな可能性を切り開いてくれたんだ。現時点でボールを持った時の判断も素晴らしい。練習も素晴らしい。楽しいよ」

 トゥヘル監督はシステムを変更しながら結果を出している。香川は終盤8分間のプレーで大きなインパクトを残せなかったが、ドゥルムら同僚は躍動。”小さな魔法使い”は2016年1月のウィンターブレイク明け後、公式戦無敗(10勝2分)と上昇気流に乗るチームの流れから、完全に取り残されている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング