「神戸で良い生活を送っている」 ベルギー名門の“大物Jリーガー獲り撤退”を海外明言

ヴィッセル神戸でプレーするDFトーマス・フェルマーレン【写真:小林 靖 】
ヴィッセル神戸でプレーするDFトーマス・フェルマーレン【写真:小林 靖 】

神戸DFフェルマーレン獲得をアンデルレヒトが断念へ「コンパニは今砂を噛む思い」

 ヴィッセル神戸のベルギー代表DFトーマス・フェルマーレンは、ベルギー名門アンデルレヒトが獲得に乗り出すと取り沙汰されていたが、撤退の方針となったようだ。ベルギーメディア「VOETBAL24」が報じている。

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 フェルマーレンはアーセナルで主力として活躍した後、2014年からバルセロナへ移籍したが、負傷に悩まされる日々を過ごし、昨夏に神戸への移籍を決断。即戦力として最終ラインを支える存在となった。今年1月に行われた天皇杯決勝の鹿島アントラーズ戦にもフル出場し、クラブ史上初のタイトル獲得に貢献している。

 一方、アンデルレヒトは元ベルギー代表DFヴァンサン・コンパニが選手兼監督を務めていたが、昨季限りで現役を引退して新シーズンから監督に専念することが発表されている。それに伴いCBが1枚不足したため、フェルマーレンに白羽の矢が立っていた。

「VOETBAL24」は数日前に「コンパニがフェルマーレンの大ファン」と報じ、獲得に本腰を入れる可能性を指摘していたが、どうやら撤退の方針に傾いたようだ。記事では、「コンパニはフェルマーレンをアンデルレヒトへ連れてくることを熱望していたが、今は砂を噛む思いに駆られている」と伝えている。

 理由については「フェルマーレンが要求する給料と関係している。百戦錬磨のCBは、神戸で良い生活を送っている。彼の給料は、アンデルレヒトにとっては手に負えないものだ。従って、フェルマーレンがアンデルレヒトに移籍することはない」と明言し、給料を要因に挙げていた。神戸にとっては安心するニュースとなったかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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