なでしこJ黄金世代、未来への2連勝! 佐々木体制ラストゲームを岩渕の一撃で競り勝つ

北朝鮮との雨中の激闘 耐え凌ぎ次代のエースが決勝点!

 次世代のエースが、なでしこ黄金世代ラストゲームで勝利のゴールを決めた。9日のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選、第5戦の北朝鮮戦で、なでしこジャパンは後半35分に生まれたMF岩渕真奈のゴールで勝利。リオ五輪本大会への切符をつかみ取れず、これがラストゲームとなることが濃厚な佐々木則夫監督の花道を飾った。また、一部主力選手の代表引退も浮上しているなか、世界一に輝いた黄金世代の最後を笑顔で締めくくった。

 降り続く雨によりたっぷりと水を含んだキンチョウスタジアムのピッチ状態もあり、両チームともボールが落ち着かない時間が長く続いた。その中では北朝鮮の方がペナルティーエリア内に侵入していく回数が多かったが、なでしこジャパンの守備陣は最後まで相手に付いて身体でシュートをストップした。序盤は耐える場面が多かったが、次第に日本がペースをつかんでいくようになっていく。

 前半も半ばを過ぎると右サイドハーフに入ったMF中島依美がボールタッチを増やし、攻撃に絡んでいく場面が目立つようになった。MF阪口夢穂がダイナミックに相手最終ラインの裏側に抜け出すプレーもあったが、惜しいところで決定機を生み出すには至らず。ペースをつかみ、攻撃の回数を増やしながらも得点は奪えず、試合は0-0でハーフタイムを迎えた。

 佐々木則夫監督は、後半のスタートからMF岩渕真奈をMF鮫島彩に代えて送り込む。岩渕は右サイドに入り、中島がボランチへ。MF宮間あやがボランチから左サイドにポジションを変更した。

 

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