監督の退任騒動に揺れる本田ミラン 選手からは”鬼軍曹”支持の声が上がる

会長の現場介入は恒例行事だが…

 現役時代にはミランのライバルクラブで活躍してきたミハイロビッチ監督だが、OBもその手腕を評価していた。地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」によると、ミラン黄金期における栄光の背番号の「10」、元ユーゴスラビア代表のデヤン・サビチェビッチ氏は「ユベントスやナポリと同じ戦力ではないのに、ミハイロビッチは最善を尽くしている」と擁護していた。

 前節サッスオーロ戦に0-2で敗れ、ミハイロビッチ監督も主審への抗議で退席処分を言い渡されたが、それまでは公式戦12試合連続無敗を記録。日本代表FW本田圭佑も右攻撃的MFでシーズン序盤と見違えるような活躍をしていた。

 ミランというクラブにあっては、イタリア元首相の名物オーナーの現場介入は恒例行事だが、無頼派のセルビア人監督の手腕はイタリアで評価されている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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