英紙報じる ナイジェリア人の友人同士に起きた悲劇

　バルセロナのFWリオネル・メッシとレアル・マドリードのFWクリスティアーノ・ロナウド。現在、サッカー界の頂点に君臨する2人のうち、どちらが世界最高の選手なのだろうか。サッカーファンが一度は考えたことがあるであろうこのテーマが予想外の事態を招いてしまった。インドのムンバイで、ナイジェリア人男性が激論の末に友人を刺殺し、逮捕されるという痛ましい事件が発生した。英地元紙「ガーディアン」が報じている。

　2人のナイジェリア人男性、マイケル・チャックウーマさん（21歳）と友人のオビナ・ドゥルムチュク（34歳）さんはそれぞれ熱狂的なメッシ派とロナウド派だったという。どちらが世界最高か、議論は過熱した挙句、ドゥルムチュクさんが殺害されるというとんでもない事件に発展した。

　地元警察によると、事件の内容は以下のようなものだという。

 「会話から口喧嘩に発展した。亡くなった男性（ドゥルムチュクさん）は、（チャックウーマ）容疑者に向かってグラスを投げつけた。グラスは割れて、小さな裂傷ができた。その後、容疑者はグラスの破片で襲い、出血多量によって死亡した」

　バロンドール史上最多となる5回の受賞を誇るメッシと、それに次ぐ3回受賞のロナウドは、世紀のライバルとして比較される。1月のFIFA年間最優秀選手賞はメッシが獲得し、バルセロナも2年連続の3冠に突っ走っている状況で、現時点ではメッシに軍配が上がる。だが、サッカーファンにとって、2人のスーパースターの比較は永遠のテーマだが、悲劇の引き金になってしまった。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images