久保と将来の同僚に? レアル、“韓国の至宝”の獲得画策を現地報道「2人で未来を形成」
イ・ガンイン獲得の申し出をバレンシアは拒否か
レアル・マドリードは今季から日本代表MF久保建英をビジャレアルへと期限付き移籍させた。さらなる飛躍に期待を寄せての移籍となる一方、現地メディアは「マドリードは経済危機に瀕するバレンシアから“韓国の至宝”とのサインを画策」と見出しを打ち、レアルがバレンシアの韓国代表MFイ・ガンインの獲得も狙っていると報じた。
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久保と同世代のイ・ガンインは2018年にバレンシアのトップチームへと昇格。しかし、昨季は満足のいく出場機会を得ることができず、リーグ第29節のレアル戦ではスペイン代表DFセルヒオ・ラモスを背後から3度蹴り上げる蛮行で一発退場。一時はクラブからの契約延長のオファーを固辞し、退団の可能性が高まっていた。
そんななか、レアル専門メディア「ディフェンサ・セントラル」は「マドリードは経済危機に瀕するバレンシアから“韓国の至宝”とのサインを画策」との見出しで報道。韓国の次世代スターと評される19歳イ・ガンインの獲得を画策していると伝えている。
記事では「バレンシアはコロナウイルスの影響で経済危機に苦しんでおり、レアルはこの機会に乗じて交渉に乗り出す試みだった」としつつも、「バレンシアは『素晴らしい未来であり、新生バレンシアに向けて彼を頼りにしている』という理由で、申し出を拒否した」と説明されている。
期限付き移籍先のマジョルカで飛躍を遂げた久保とは明暗の分かれるシーズンとなったイ・ガンインだが、同メディアは「アジアの宝石2人で未来のレアルを形成するアイデアを持っているため、約1350万ユーロ(約16億円)でのサインを目指しており、久保と同様、1年間カスティージャでのプレーか、別の1部クラブへの武者修行を提案するつもりだ」と将来のビジョンを指摘している。
「バレンシアは申し出をはっきりと拒んだため、レアルの計画は進んでいない。経済的に苦しいのは確かだが、いかなる状況でもこの若者を手放すつもりはない」とされており、交渉は順調とは言いがたいようだが、日韓エースが“白い巨人”で共闘する可能性も残されていそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)