内田篤人、ウッチー節全開の70分引退会見全文・Part4「奥さんに話したら『あぁそう』」
「プロになれる選手・なれない選手…自分が努力しているなと思ったら違うと思う」
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――静岡のファンにメッセージをお願いします。
小学校、中学校、高校と静岡で楽しくサッカーをさせていただきました。サッカー王国と言われるだけあって、サッカーがすごく盛んでした。子供の頃はアントラーズよりジュビロのほうが好きで応援していましたけど、すみません…今はアントラーズのほうが好きです。また地元に戻ってチャンスがあれば、子供たちと一緒にサッカーもしたいと思う。内田ラボがあるので、ぜひそちらにも足を運んでもらえれば。
――静岡のサッカーと今後どう関わっていく?
静岡は独特なサッカーの空気がある。(高校選手権で)静岡学園が優勝した。国体も優勝した。少しずつ静岡の色が濃くなっている、戻ってきているんじゃないかなと思う。僕も静岡の選手と対戦する時はすごく楽しみですし、鹿島にも静岡出身の選手が何人かいますけど、彼らに託して、僕はそれを見守りたいと思います。
――清水東のコーチのご予定は?
いや、あるんじゃないですか。
――子供たちに伝えたいことは?
プロになれない選手がほとんど。プロになれる選手・なれない選手は何が違うのかを考えた時に、多少の運も、半分ぐらい運もあると思いますけど、自分が努力しているなと思ったら違うのかなと思う。サッカーが好きで、続けて延長線上でプロになっちゃったのが自然かなと思う。プロになるために、頑張るぞと努力するのではなく、サッカーが好きで続けていたらプロ選手になれたということのほうが、僕はしっくりくるという気がします。
――32歳での引退。プロのキャリアは長かった? 短かった?
いやこれぐらい。自分にとって年齢はあまり関係ない。膝がどうこうというより、手術してからの2年近くの空白が一番効いた。技術的には別にと思うんですけど、運動能力が落ちたと思った。走る、止まる、ターンするという基本的能力が一番ガツンときた。32歳は社会的に見れば、全然若いほうなんですけど、30歳、40歳ぐらいでメルカリの小泉さんとかすごい活躍されている方もいるので、そういう方の知恵も借りて、自分が今後こういう年齢で引退して、チャレンジできることは何があるのかなと考えたいと思います。