内田篤人、ウッチー節全開の70分引退会見全文・Part3「え、間違ってますか?」

「その人より先に引退するということがすごく幸せだなと思った」

――何人かの人には事前に引退を伝えたということだが、同じ静岡県出身のカズさん(三浦知良/横浜FC)にも伝えた? 何か言われたことは?

 カズさんには言いませんでした。少し前にお会いできるチャンスがあったんですけど、自分はカズさんに憧れてサッカーを始めました。その人より先に引退するということがすごく幸せだなと思った。試合が過密日程のなかで行われていたので、自分が連絡するのはやめようと思っていました。すごく迷いましたけど。連絡をいただきました。前日に「明日の試合は頑張って」というメールも頂いた。終わってからも連絡を頂いて、またご飯に誘って頂きたいなと思っています。事前に伝える人を自分の中である程度決めました。言ってプラスになる選手と気にならない選手、言わないほうがいいなという選手が何人かいた。(三竿)健斗に関しては言いませんでした。彼は感情がすごい表に出るキャプテンシー、責任感が強い選手なので、先に言うとちょっと調子が狂うなと思ったので言いませんでした。あと、永木亮太にはびっくりさせてやろうと思って言いませんでした。

――UEFAチャンピオンズリーグを戦った意義は?

 昨日ちょうどバイエルンが優勝しましたけど、パリ・サンジェルマンにも数多くシャルケに在籍して一緒にプレーした選手もいる。バイエルンにもいる。ヨーロッパに一度出てしまえば、ある程度のクラブに行くことができれば、本当に紙一重だと思います。僕の出場時間が長いのも、たぶんすぐ抜かれると思います。海外に行きたいのは分かりますけど、チームで何かやってから行けばいいのになと思います。それができないなら、移籍金ぐらい置いていけばいいのになと思います。え、間違ってますか? よく海外に行きたいですと、俺のところに話にくる選手もいますけど、そんなに甘くないよと。行きたきゃ行けばいい、今すぐ。どうせすぐ帰ってくるんだろうなと思います。

――強豪シャルケであれだけ長い間プレーしたことに関しては?

 人に恵まれたなと思います。チームメートだったり、監督。シャルケに行く前、シャルケのことを知らなかった。海外サッカーをあまり見ないので。それをチョイスしてくれた代理人の見る目というか。タイミングもあるし、もしかしたら運もある。プレースタイルに合う国、チームをチョイスする力も選手の一つの能力かなと思います。


(FOOTBALL ZONE編集部)


page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング