イニエスタ不在で掴んだ価値ある勝利 神戸監督が唸った「ポジティブな出来事」とは?

ヴィッセル神戸のフィンク監督が浦和レッズ戦の結果について言及【写真:小林 靖】
ヴィッセル神戸のフィンク監督が浦和レッズ戦の結果について言及【写真:小林 靖】

前節からスタメン9人を入れ替え、MF山口の決勝点で浦和に競り勝つ

 ヴィッセル神戸は、23日のJ1第12節で浦和レッズとのアウェーゲームに臨み、2-1で勝利を収めた。“超”過密日程の中で大幅なターンオーバーをしたなかで掴んだリーグ戦4試合ぶりの勝利に、トルステン・フィンク監督も「クラブとしてポジティブな出来事だった」と喜んだ。

 神戸は昨季に天皇杯で優勝を飾ったことにより、今季はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場している。しかし、新型コロナウイルスの影響が世界的に広がったため10月23日からの集中開催に。ACL出場組はルヴァン杯でベスト8から出場することになるが、その結果、8月16日の鹿島アントラーズ戦から10月4日まで全ての週末と水曜日に公式戦が入る過密日程が組まれた。

 このゲームは元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが3年連続で埼玉スタジアムの浦和戦を負傷欠場するという話題もあったが、他でもMF郷家友太は休養でメンバー外に。スタメン自体も前節から9人の入れ替えだった。それはGKの入れ替えも含むという大きなチャレンジとなったが、今季初スタメンのDF初瀬亮が先制点をアシストし、逆に途中出場だったMF山口蛍が決勝点を奪うという好循環を生んだ。

 試合後のフィンク監督はこれにご満悦の様子で、「今日は非常に満足している。9人もスタメンを変えて、少し選手たち同士が慣れていない状況もあったが、勝つために力をすべて出し切ったし、みんな最後まで戦ってくれたので、本当に良いパフォーマンスができた。今後たくさんの試合があるので、今日はあえて、彼(郷家)に一度休んでもらって、他の選手たちも良い練習をしていたので、そろそろ彼らにもチャンスを与えたかった」と喜んでいた。

 試合内容そのものは大きなピンチもある盤石とは言えないものだったが、それでもフィンク監督は「私は以前も言ったが、若い選手にもチャンスを与えたいと思っていたし、こういう日程ではそういう選手たちに頼らないと進めない。彼らは試合に出て、大きな結果を出して自信が付いたと思うので、クラブとしてポジティブな出来事だった」と、大きな価値のある勝ち点3になったことを強調した。

 イニエスタを筆頭に強力な外国人に注目が集まることもある神戸だが、フィンク監督の下で多くの選手を戦力化しながらこの強烈な日程に臨むようだ。まだ1カ月以上続く“完全週2試合制”を神戸はどのような成績で乗り切るだろうか。

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