GK補強目論むチェルシー、デ・ヘア獲得の可能性浮上 約50億円で“引き抜き”へ?
アトレティコGKオブラクの獲得交渉が難航し、マンU守護神にターゲット変更か
チェルシーは2020-21シーズンの開幕に向けて、新たにGKの補強を目指している。現在、アトレティコ・マドリードのスロベニア代表GKヤン・オブラクの獲得に本腰を入れているとされるが、仮に交渉が不調に終わった場合は、マンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの引き抜きに乗り出す可能性があるという。スペインメディア「FICHAJES」が報じている。
現在のチェルシーには、2018年夏にGK史上最高額の移籍金となる7200万ポンド(約100億円)で獲得したスペイン代表GKケパ・アリサバラガが所属している。しかし、同メディアによるとケパはプレーの波が激しく、フランク・ランパード監督からの信頼を失ったという。
新守護神獲得を目指すチェルシーはオブラクの獲得に乗り出したものの、アトレティコには守護神を放出する考えはなく、交渉は難航。そんななか、ユナイテッドからシェフィールドに期限付き移籍し、今季大活躍を見せたイングランド代表GKディーン・ヘンダーソンは、自身のSNSでシェフィールドを離れることを発表。14歳から籍を置くユナイテッドへの復帰が確実視されている。
ヘンダーソンがユナイテッドに戻った場合、デ・ヘアとの正GK争いが待ち受ける。ただし、今季のデ・ヘアはミスが目立ったこともあり、ヘンダーソンが優位に立っているという見方もある。記事によると、ユナイテッドは高給取りのデ・ヘアを第2GKとして保有するつもりはなく、その能力を評価するチェルシーのランパード監督が目をつけた格好だ。
現在、デ・ヘアの市場価格は4000万ユーロ(約50億円)。この価格であればチェルシーが獲得に乗り出す可能性は十分とされている。ヘンダーソンへの関心も報じられてきたチェルシーだが、新シーズンのゴールマウスにはデ・ヘアが立つことになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)