「魔法の瞬間」 バイエルンMF、守備網粉砕の “稲妻弾”に英注目「キャリア最高のゴールに」
バイエルンがリヨンを3-0で撃破、7年ぶりCL決勝に進出 ニャブリが殊勲の活躍を披露
バイエルン・ミュンヘンは現地時間19日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝でリヨンと対戦し、3-0で勝利した。ドイツ代表MFセルジュ・ニャブリは2ゴールを決める殊勲の活躍を披露したが、英メディアも圧巻の1ゴール目について「魔法の瞬間を生み出した」「典型的なアリエン・ロッベン弾」と注目している。
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今大会はベスト8から一発勝負の形式となっており、バイエルンは準々決勝でバルセロナを相手に8-2と衝撃的な圧勝劇を収めていた。ベスト16でユベントス、ベスト8でマンチェスター・シティを撃破した伏兵リヨンとの準決勝となり、序盤はカウンターからゴールを脅かされる時間帯が続いたが、ニャブリが個人技で状況を打開する。
右サイドに抜け出したニャブリが背後からの浮き球のパスに絶妙なタッチでカットインすると、爆発的な加速でペナルティーエリア手前まで運び、相手守備陣に囲まれながらも左足を一閃。強烈な弾丸シュートがゴール左に突き刺さった。さらに同33分にもこぼれ球を押し込んで2得点目を奪った。
大車輪の活躍を披露したニャブリ。ワールドクラスの1ゴール目に対し、英メディア「スポーツ・バイブル」は「ニャブリの信じられない個人技ゴール」と見出しを打ち、「魔法の瞬間を生み出した」「稲妻の一撃を叩き込んだ」と称賛。「ニャブリは今大会で傑出したスターであり、この一撃がキャリア最高のゴールになる可能性がある」と指摘している。
また、英メディア「GIVE ME SPORT」も「典型的なアリエン・ロッベン弾」と、昨季まで在籍していたバイエルンの英雄である元オランダ代表MFアリエン・ロッベンを引き合いに出している。2012-13シーズン以来の優勝を目指すバイエルンにあって、成長著しいニャブリはドイツ王者にとって不可欠な存在となっている。