メッシ“退団説”、バルセロナが「否定」と地元紙報道 12年ぶり無冠で去就問題が過熱
CLバイエルン戦での歴史的惨敗で去就を巡る憶測が飛ぶ
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の敗退で12年ぶりの無冠が決定したバルセロナ。不動のエースFWリオネル・メッシの去就問題も過熱気味だが、スペイン地元メディアによればバルセロナはメッシが移籍を希望しているとの一部情報を否定しているという。
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今季リーガ・エスパニョーラ、スペイン国王杯と国内コンペティションでタイトルを逃していたバルセロナは、準々決勝に駒を進めたCLでもバイエルン・ミュンヘンに2-8と歴史的大敗を喫し、ベスト8の壁を越えられずに大会を後にした。キケ・セティエン監督と選手の関係悪化など、シーズン中からネガティブな話題が相次いでいたが、チームの成績も振るわなかった。
2007-08シーズン以来の無冠が決定したことで、メッシはクラブの現状に落胆しており、退団を決意したとも一部で囁かれている。しかし、バルセロナ寄りのメディアとして知られるスペイン紙「スポルト」は、バルセロナがメッシの退団説を否定していると報じた。
ジャーナリストのマルセロ・ベクラー氏は、ツイッターで「メッシは2021年ではなく、今すぐバルセロナから出ていくことを望んでいる」とツイート。契約満了を迎える2021年夏ではなく今夏中の移籍の可能性を指摘したが、同紙はこれについて「バルサはキャプテン(メッシ)から、このような話は聞いていないと確認している」と記した。
現時点でメッシが残り1年を切った契約を延長しておらず、来夏にはフリーで移籍が可能となる状況に変わりはないが、メッシが移籍を望んでいる事実は伝わっていないとした。なお、同選手の契約解除金は7億ユーロ(約883億円)に設定されている。
メッシについては、英紙「デイリー・ミラー」がジョゼップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティ移籍の可能性を報じるなど、信憑性はともかく、各方面で去就の話題が熱を帯びている。
歴史的大敗でバルセロナに激震が走り、様々な憶測が乱れ飛ぶなかで、渦中のメッシはどのようなビジョンを思い描いているのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)