「一流は永遠」 メッシ、バイエルン19歳DFに示した“スポーツマンシップ”に海外注目
メッシがデイビスに対し背後からファウルも… 歩み寄るジェスチャーに注目
バルセロナは現地時間14日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝バイエルン戦で2-8と惨敗を喫した。そんななか、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが相手MFアルフォンソ・デイビスに示したスポーツマンシップに海外メディアが注目している。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
バルセロナは前半4分に先制され、同7分にオウンゴールで同点とするも、同21分、27分、31分と立て続けに失点。大量4失点で前半を折り返した。後半12分に1点詰めるが、バイエルンの勢いは衰えず、同17分、37分、40分、44分に4連続失点を喫し、合計8失点と衝撃が走る大惨敗となった。
そんななか、海外メディアは前半12分に起きたワンシーンに注目。相手GKマヌエル・ノイアーから自陣の左サイドでボールを受けたデイビスは爆発的なスピードでドリブルを開始すると、背後からトップスピードでプレスをかけてきたメッシに足をかけられて転倒。その瞬間に主審は迷わずホイッスルを鳴らしたが、メッシもファウルを素直に認め、ピッチに座り込むデイビスに手を差し伸べ、頭をポンと叩くジェスチャーを示した。
米メディア「ブリーチャー・リポート」は公式インスタグラムで「リスペクト」と文章を添え、メッシが手を差し伸べる瞬間を写真で投稿すると、英衛星放送局「BTスポーツ」も公式インスタグラムで「フォームは束の間だとしても、一流は永遠だ」とピックアップ。衛星放送「FOXスポーツ」メキシコ版は公式ツイッターも「リスペクトの集大成」と取り上げている。
一方、アルゼンチン紙「LA NACION」は「メッシが背後からデイビスに対する珍しいファウル」と見出しを打ち、「メッシが珍しいプレーを敢行した。相手がバランスを崩すアタックを背後から行い、警告を受ける可能性を自覚していたため、デイビスに手を差し伸べた」と説明。爆発的なスピードを誇るデイヴィスに対するファウルは、メッシにとって珍しかったことも指摘していた。