“抜けないウインガー”復権の裏側 ミランにオレ流を認めさせた本田の人間力

沈黙の16カ月間

 ACミランで14試合連続先発出場中の日本代表FW本田圭佑は、12戦連続無敗と上り調子のチームに貢献している。一時はベンチを温めていたが、復権の理由は本田の成長ではなく、同僚の本田に対する理解度の高まりによるものだという声が出ている。イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じた。

 ミランにおける本田のV字回復ぶりは、イタリアでも話題になっている。この記事でも「1月にはアディオ(ミランを去る)と言われていたが、今ではチームの柱になった」と指摘されている。

 本田は昨季開幕時に7試合で6得点2アシストと爆発した。だが、その後 、16カ月間リーグ戦でゴールから遠ざかった。その長きに渡る不発の日々を「ほんの数週間前まで、本田は昨シーズンのリーグ初めの7試合だけしか姿を見せなかった。6ゴール決めた後、それからほとんどこの日本人は消えていた」と綴った。

 指揮官との関係もシーズン序盤は良好とは言えなかった。

「ミハイロビッチ監督とも当初相性があまり良くなかった。多分アプローチの問題だったのだろう。このセルビア人にあまりにもダイレクトだった。日本人メディアに考えを表明した後、遠距離での火花も散った」

 

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