シティ撃破のリヨン監督、大金星を呼ぶチームスピリットを称賛 「選手たちが誇らしい」
ガルシア監督は途中出場で2点を挙げたデンベレについて「重要な存在になると伝えていた」
フランスの雄リヨンが、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いる精鋭揃いのマンチェスター・シティを撃破した。リヨンのリュディ・ガルシア監督は「選手たちが誇らしい。我々は戦術的バトルに勝利した」と大金星を果たした選手を手放しで称賛している。
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ポルトガルのリスボンで現地時間15日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝で、リヨンはマンチェスター・シティを相手に3得点を奪って快勝を収めた。
前半24分にカウンターからコートジボワール代表FWマクスウェル・コルネがネットを揺らして試合の均衡を破ると、1-1で迎えた後半34分と同42分には途中出場の元U-21フランス代表FWムサ・デンベレが立て続けに得点した。今季のフランス1部リーグ・アンで7位に終わったリヨンが、優勝候補の一つと目されていたシティを撃破した。
UEFA公式サイト「UEFA.com」は、大金星のリヨンを指揮するガルシア監督の試合後コメントを掲載。フランス人監督はチーム一丸となってアップセットを演じた選手たちに惜しみない賛辞を送っている。
「選手たちが誇らしいよ。我々は自分たちのことを信じていた。我々はトップチームを相手にプレーし、有力候補でないことは分かっていた。我々の成功はチームスピリットの賜物だ。全員がお互いのために働き、交代選手も大きな助けになった」
なかでも途中出場から2得点を決めてヒーローになったデンベレについて、ガルシア監督は「彼は先発でなかったことに落胆していた」と語ったその一方で「試合前、彼が出る時は非常に重要な存在になると伝えていた」とキーポイントでの起用を想定していたと明かしている。指揮官の采配も冴え渡った。
「我々は戦術的バトルに勝利した。我々は自分たちのシステムでのプレーをマスターしている。まだ試合は残っていて、越えなければならないハードルもある。これらを乗り越えるためにトライしていくよ」
10シーズンぶりのベスト4進出を果たしたリヨン。CL初制覇を目指すなかで、指揮官はすでに次なる戦いに向けて意識を高めていた。