「CL史上最悪のミス」 失意のマンC、“無人ゴールの悲劇”に英注目「ゾッとする失態」
マンCは伏兵リヨンに1-3で敗戦 スターリングの衝撃的なシュートミスが響く
マンチェスター・シティは現地時間15日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でリヨンと対戦し、1-3と敗戦。悲願の欧州制覇を今季も逃す結末となったが、イングランド代表MFラヒーム・スターリングが試合終盤に決定機を逃した場面に英メディアは「CL史上最悪のミスがシティにとって最も苦しい瞬間をもたらした」と指摘している。
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今季プレミアリーグ3連覇を逃したシティだが、当初から最優先の目標に掲げてきたのが、いまだ成し遂げていない欧州制覇だった。ベスト16で優勝候補レアル・マドリードを撃破したこともあり、今季こそ悲願達成の期待が高まっていたが、ユベントスを下しベスト8に進出した伏兵リヨンに苦戦を強いられる。
ポゼッションを高めるシティだったが前半24分、ロングパスのカウンターから先制点を献上。後半24分にベルギー代表MFケビン・デ・ブライネが同点弾を決めるものの、同34分に高い位置でボールを奪われ勝ち越しゴールを奪われてしまう。試合終盤を迎えようとするなかで致命的な失点となったが、同40分に最大の決定機を迎える。
波状攻撃を仕掛けるなかでブラジル代表FWガブリエル・ジェズスが右サイドからグラウンダーのクロスを供給すると、DF陣とGKの間をすり抜け、走り込んだスターリングの足元にピタリと届く。数メートル先の無人ゴールに押し込むだけだったが、力んでしまったのかシュートは枠を大きく逸れてしまった。
この絶好機をモノにできず、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督や選手らが頭を抱えてショックを隠し切れない様子を見せた。衝撃の決定機逸が影響してか、直後の後半42分に追加点を許して万事休す。英メディア「GIVE ME SPORT」は「スターリングがゾッとする失態を演出」と見出しを打ち、「CL史上最悪のミスがシティにとって最も苦しい瞬間をもたらした」と指摘している。
1-3で試合が終了した瞬間、スターリングは膝から崩れ落ち、しばらく起き上がることができなかったが、自身のシュートミスで準決勝進出を逃したという罪悪感に苛まれていたのかもしれない。