マンU、サンチョ獲得を諦めず? 移籍金150億円に難色も…水面下で模索と英報道

ドルトムントMFジェイドン・サンチョ【写真:AP】
ドルトムントMFジェイドン・サンチョ【写真:AP】

サンチョの残留は確実視も、クラブ間での駆け引きは継続と「スカイ・スポーツ」指摘

 マンチェスター・ユナイテッドは事実上可能性が消滅したと見られるドルトムントのイングランド代表MFジェイドン・サンチョの獲得をまだ諦めていないという。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

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 2019-20シーズンのブンデスリーガで17得点17アシストと出色のパフォーマンスを見せたサンチョ。ビッグクラブの関心を集め、なかでもユナイテッドが移籍先の有力候補として名前が挙がっていた。

 ドルトムントはサンチョの移籍に関して一貫して1億2000万ユーロ(約150億円)を要求しており、これを満たせないオファーを拒絶。移籍の交渉期限を8月10日と定めていたが、その期限内に条件を満たすオファーはなく、サンチョは同日から始まったスイスでのトレーニングキャンプでドルトムントに合流していた。

 さらにドルトムントのミヒャエル・ツォルクスポーツディレクター(SD)は2022年までとなっていたサンチョとの契約を秘密裏に2023年まで延長していたことを明かした。これにより、今夏中のサンチョの移籍は事実上消滅したと見られている。

 その一方で、「スカイ・スポーツ」は「ドルトムントが一貫したスタンスにもかかわらず、マンチェスター・ユナイテッドは(サンチョの)移籍を諦めていない」と報じている。

 同局のリポーター、カヴェ・ソルヘコル氏はドルトムントが移籍期限を8月10日に定めていたのはスイスでのキャンプの開始に合わせた自主的なことだとし、「彼(ツォルクSD)が本当のことを言っていないとは言わないが、まだ移籍ウィンドウは2カ月もある。ユナイテッドがこの自主的な期限までに入札を行わなかったからと言って、次の2カ月間に入札を行わないというわけではない」と指摘。今後もドルトムントとユナイテッド間での水面下での駆け引きが続くと予想している。

「ドルトムントは彼(サンチョ)が自分たちの選手であり、将来的なプランに含まれていると厳しい口調で言った。しかし、ユナイテッドが要求額を満たせば、ドルトムントも受け入れるだろう。そうなれば本当に興味深い展開で、この物語はこれからも続いていくだろう。

 マンチェスター・ユナイテッドは1億2000万ユーロ以下での獲得を狙っているが、ドルトムントには評価額が満たされない限り彼はどこにも行かないと言う権利がある。ツォルクは全て終わった、サンチョは残留すると言っているが、私は彼の言っていることを100パーセント信じているわけではない」

 サンチョはこのままドルトムントに残るのか。それともユナイテッドが獲得にこぎつけるのか。今後も目が離せない展開が続きそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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