STVV鈴木優磨、電光石火の今季初ゴール! ベルギー開幕戦で昨季2位ヘントに2-1勝利

開幕戦で先制ゴールを決めたFW鈴木優磨(写真は昨シーズンのもの)【写真提供:STVV】
開幕戦で先制ゴールを決めたFW鈴木優磨(写真は昨シーズンのもの)【写真提供:STVV】

新加入FW中村とともに先発、開始2分で貴重な先制ゴールを叩き込む

 ベルギー1部シント=トロイデン(STVV)は9日、昨季2位のヘントとの開幕戦に臨み、FW鈴木優磨と新加入のFW中村敬斗が先発出場。開始2分に左サイドからのクロスを鈴木が押し込み先制すると、その後同点に追いつかれるものの、後半15分にFWファクンド・コリーディオが決勝ゴールを決めて強豪相手に2-1と勝利を収めた。

 オーストラリア人のケビン・マスカット新監督が率いる今季のシント=トロイデンには、FW鈴木と中村、MF伊藤達哉、DF松原后、GKシュミット・ダニエルの日本人選手5人が在籍。本拠地での開幕戦に、その中から鈴木と中村がスタメンに名を連ね、松原がベンチ入りした。

 試合は開始2分にいきなり動く。左サイドバックのDFポル・ガルシアがアーリークロスを供給すると、このボールがクリアしようとした相手の足に当たってファーサイドに流れ、ゴール前に詰めた鈴木が右足で合わせた。

 幸先良く先制したシント=トロイデンは、最前線の鈴木、左ウイングの中村を中心にリズム良く攻撃を仕掛けていく。前半19分には、再び左サイドのガルシアからのクロスが相手DFに当たったこぼれ球を、中村が右足でボレーシュート。これは惜しくも相手GKに阻まれた。

 その後は次第にヘントに押し込まれるようになると、同43分にCKからDFイゴール・プラストゥンに決められ、1-1で試合を折り返す。ゲームの流れがややヘントに傾いていたなか、シント=トロイデンは後半14分に中村に代えて韓国代表FWイ・スンウを投入。するとその直後、ゴール前の混戦から放ったイ・スンウのシュートは相手DFにクリアされるも、そのボールをコリーディオが左足ボレーでねじ込み勝ち越しゴールを奪った。

 鈴木は同30分に交代。その後、同36分にヘントのFWロマン・ヤレムチュクに決定的な一撃を放たれるが、シュートはポストを直撃し失点を免れた。シント=トロイデンはその後もリードを守り抜き、ホームでの開幕戦に2-1と勝利した。

 先制ゴールの鈴木は、加入1年目の昨季にリーグ戦24試合7ゴールをマーク。エースとしての活躍が期待されるなか、チームとともに幸先の良いスタートを切っている。

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