C大阪ルーキー西川潤、プロデビュー戦で初アシスト記録を監督評価 「良いプレーを見せた」
ルヴァン杯浦和戦で後半頭から途中出場 豊川のゴールを演出して存在感を示す
セレッソ大阪のMF西川潤は、5日に行われたルヴァンカップ・グループステージ第2節、浦和レッズ戦の後半頭から出場してプロデビュー。同37分にFW豊川雄太の決勝ゴールをアシストし、ロティーナ監督も「潤が良いプレーを見せた」と評価した。
桐光学園高からC大阪に加入した西川は、すでにU-20ワールドカップ(W杯)出場経験を持つ、最も注目されたルーキーの1人だった。しかし、新型コロナウイルスの影響で中断したリーグ戦が再開する直前、左大腿四頭筋筋損傷で全治4週間の離脱を余儀なくされた。
そうした状況もあってデビューが遅れていたが、ハーフタイム明けから投入されると3分後には右45度から仕掛けて際どいシュートを放つ。そして、後半37分にはバイタルエリアでボールを受けるとドリブルで運んだ後に豊川にラストパス。それを受けた豊川が蹴り込んだ。
豊川はこのゴールについて、「潤がしっかりと相手を上手く引き付けてくれて、優しいパスをもらった」と説明。また、ロティーナ監督も「今日のポジティブな点は、何人かの選手を試合に使えたことで、潤が良いプレーを見せたこと。潤の回復は明るいニュース。オプションが一つ増えたと思う」と、高く評価して今後の起用も示唆した。
すでに今夏の時点での海外移籍の噂すらある逸材の西川だが、プロデビュー戦でアシストを記録して早くも爪痕を残した。夏場の過密日程が続く今季のJリーグだけに、今後も出場機会を得られる可能性は高そうだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)
page 1/1