久保にとって最適な新天地は? 元日本代表DFが来季去就に持論「建英の色に合うのは…」
栗原氏が“後輩”久保の新天地に持論 「献身的なハードワークを我慢すべき時もある」
日本代表MF久保建英は今季、スペインの名門レアル・マドリードからマジョルカへ期限付き移籍し、主力として存在感を発揮した。最終的にチームは降格となり、久保の来季に向けた去就がスペインメディアでも注目を集めているが、果たして最適な新天地はどのクラブなのか。元日本代表DF栗原勇蔵氏が、「Football ZONE Web」のインタビューに応じて見解を述べている。
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昨夏にFC東京からレアルに完全移籍した久保は、今季開幕後にマジョルカへと期限付き移籍した。終盤戦は右サイドハーフで主力の座を確立し、35試合4ゴール4アシストの成績を残した。来季に向けては保有元であるレアルのEU外選手枠が埋まっていることから、再び出場機会を求めてレンタルされる可能性が高まっている。
海外メディアによれば、スペイン国内外合わせて約30クラブが関心を示しているとされているが、果たして久保にとって最も持ち味を発揮できるのはどのようなクラブなのか。2018年途中から横浜F・マリノスで久保と共闘した栗原氏は、「マジョルカの戦い方は引いて守るカウンターだったが、今度は攻撃に専念させられるチームがいい」と自身の見解を述べている。
「例えばリバプールのような、全員で組織的に前線からプレッシングをかけ、全員で守って全員で攻めるエンジン全開のスタイルよりは、建英の色に合うのは、攻撃と守備で役割が分断されているようなチームだと思う。前からプレスに行って体力を消費するのではなく、できるだけ高い位置にポジショニングしてボールを受けることに専念できるチームが望ましい」
今季のマジョルカは昇格組だったこともあり、自陣にブロックを敷く守備的な戦術を採用していた。そのため久保は、攻撃に出た際に数的不利の状況下で、個人での打開を強いられる局面も多かった。また、必然的に久保も守備にまわる時間が長くなったが、栗原氏はできる限り守備に体力に割くことのないチームを選択するべきだと持論を展開している。