アーセナルDFルイス、シティ撃破でMOM選出 「偉大なパフォーマンス」と英称賛

マンチェスター・シティ戦での勝利に貢献したアーセナルDFダビド・ルイス【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティ戦での勝利に貢献したアーセナルDFダビド・ルイス【写真:Getty Images】

FAカップ準決勝シティ戦に2-0勝利 3シーズンぶりの優勝に王手をかける

 アーセナルは現地時間18日に行われたFAカップ準決勝でディフェンディングチャンピオンのマンチェスター・シティを2-0で下し、歴代最多21度目の決勝進出を決めた。エースのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンが2得点、最終ラインでは批判も浴びていたブラジル代表DFダビド・ルイスがマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)の活躍でチームを勝利に導いた。

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 同大会歴代最多の13度優勝を誇るアーセナルと前年度王者シティによる大一番。プレミアリーグでは今季シティがホーム、アウェーともに3-0で勝利と圧倒していたが、カップ戦の決勝進出をかけたこのゲームではその様相が一変した。

 前半16分にはルイスのインターセプトから縦パス一本でオーバメヤンが決定的なチャンスを迎えた。この場面ではシティの守護神GKエデルソンのセーブに防がれたが、オーバメヤンは3分後の同19分に右サイドのFWニコラ・ペペからのクロスをファーサイドで合わせ、先制ゴールをマークした。

 さらに1-0で迎えた後半25分には、左サイドのDFキーラン・ティアニーからのロングパス1本で最終ラインの裏に抜け出したオーバメヤンが追加点をゲット。エースが期待通りの活躍を見せたアーセナルは2-0で王者シティを撃破し、3季ぶりに決勝へ駒を進めた。

 データ会社「オプタ」によれば、アーセナルはこれで21度目の決勝進出で、同大会の歴代最多記録。優勝回数も13度で歴代最多の“ガナーズ”が3季ぶりの戴冠に王手をかけている。

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」の選手採点ではアーセナルから2得点のオーバメヤンをはじめ、最終ラインのルイスとティアニーにそれぞれ最高得点の9点が付けられた。その中でも守備面で光ったルイスが試合のMOMに選出されている。

 近頃は不安定なパフォーマンスでネガティブな批判を浴びることも多かったルイスだが、この試合では空中戦勝率100%、クリア11回など際立ったスタッツを記録した。

 記事ではその影響力がティアニーやセンターバックでコンビを組んだ元ドイツ代表DFシュコドラン・ムスタフィに伝染したとされ、「偉大なパフォーマンス」と称賛されている。強力な攻撃陣を要するシティをシャットアウトし、懸念された守備の不安を払拭する活躍で勝利に貢献した。

 プレミアリーグでは現在暫定10位と苦しむアーセナルだが、新型コロナウイルスのパンデミックで中断を挟んだ前代未聞のシーズンでのタイトル獲得に大きく前進した。

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