ベイル、ジダンを祝わず… “胴上げ拒否”の決定的瞬間に海外注目「栄冠にもディスタンス」

ジダン監督の胴上げの際のギャレス・ベイルの行動に注目【写真:Getty Images】
ジダン監督の胴上げの際のギャレス・ベイルの行動に注目【写真:Getty Images】

レアルが3シーズンぶりの優勝達成 問題児ベイルはジダン監督の胴上げに参加せず

 レアル・マドリードは現地時間16日、リーガ・エスパニョーラ第37節ビジャレアル戦で、2-1と勝利を収めた。最終節を残して3シーズンぶりの優勝を達成した一方、ジネディーヌ・ジダン監督の胴上げの際、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルが見せた行動に現地メディアが注目している。

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 今季もバルセロナと熾烈な優勝争いを演じていたレアルは、6月にシーズンが再開して以降に怒涛の10連勝を飾り、最終節を残して3シーズンぶりのリーグ制覇を成し遂げた。一方、シーズンを通してチームの不満分子として話題を集めたのがベイルだった。

“戦力外”状態にあるベイルはベンチで奇行を連発。第35節アラベス戦(2-0)では試合中にマスクで目を覆って居眠りする素振りを見せると、第36節グラナダ戦(2-1)でもトイレットペーパーを利用した“双眼鏡パフォーマンス”を見せていたことが波紋を呼んでいた。

 近年はジダン監督との関係悪化も取り沙汰されているが、優勝決定時の立ち振る舞いにも注目が集まった。試合後、選手一同でジダン監督を胴上げした際、ベイルはそのセレブレーションに参加しようとはせず、距離を置いてその姿を眺めているだけだった。

 チリメディア「Al Aire Libre」は「ベイルはレアルの栄冠にもディスタンスを取った」と見出しを打ち、「ベイルは冷ややかだった」と指摘。米スポーツ専門局「ESPN」は公式インスタグラムで「ベイルはジダンの元では至福の時間を過ごさなかった」と文章を添え、腕を組んで胴上げを眺めるベイルの写真を投稿している。

 2013年にレアルに加入した際はエースとして期待が寄せられていたベイル。UEFAチャンピオンズリーグ決勝でスーパーゴールを決めるなど、随所で才能を見せつけていたが、チームに溶け込めずに毎年のように退団が噂されてきた。リーグ優勝で今季を締め括り、いよいよレアルとの別れが実現するかもしれない。

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