「私たちが最高のチーム」 ジダン監督、レアルの通算34回目の優勝に歓喜「CLより嬉しい」
最終節を残して優勝を確定させ、2連覇中のバルサからタイトルを奪い返す
レアル・マドリードは現地時間16日に行われたリーガ・エスパニョーラ第37節のビジャレアル戦に2-1で勝利し、2016-17シーズン以来、3シーズンぶり34回目となるリーグ優勝に輝いた。昨季途中から再就任したジネディーヌ・ジダン監督は、2連覇中のバルセロナを抑えてのタイトル奪還に特別な喜びを感じているようだ。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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フランス代表FWカリム・ベンゼマの2ゴールで勝利した試合後、ジダン監督は喜びを爆発させた。フランス人監督は、開幕前からリーグ優勝を最大の目標に抱え、シーズンをスタートさせており、見事にそれを成し遂げたからだ。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で3連覇という偉業を成し遂げたジダン監督は、「とてつもない感情だよ。選手たちは、素晴らしいことを成し遂げてくれた。自分の感情を表す言葉が見つからないよ。CLの優勝も嬉しいが、このリーグ優勝はさらに嬉しい。なぜなら、ラ・リーガは素晴らしい舞台だからね」と、このタイトル獲得の意味をかみしめた。
昨季途中にレアルの監督に就任し、見事に銀河系軍団を立て直したジダン監督は、喜びに浸りながらも、選手たちが主役であることを強調し続けた。
「私たちが最高のチームだった。なぜなら、最も多くの勝ち点を得たからね。私にとって、今日はプロとして最高の一日の一つだよ。でも、戦ったのは選手たちだ。私には、私の役割があるのは事実だ。でも、称えられるべきは彼らだよ。素晴らしい個性の集まりだし、彼らの幸せそうな姿を見ると、私はさらに幸せな気分になるよ。短時間の出場時間しか得られなかった選手たちも、役割を全うしてくれた。チームへの貢献が最も少なかった選手までね」
3シーズンぶりのリーガ優勝の喜びに浸るジダン監督にとって、唯一、残念だったのは、新型コロナウイルスの影響で、エスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノでの試合が無観客で行われたことだろう。この状況について「誰にとっても奇妙なこと」と話したジダン監督は、「ファンと一緒に喜びたかったけれど、それは叶わなかった。彼らも自宅で喜んでいると確信しているよ。ファンはチームが勝つ姿を望んでいるし、私たちは彼らのために成し遂げたんだからね」と、優勝を目の前で見られなかったファンに、タイトルを捧げた。