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イタリアのファンタジスタ、マラドーナの衝撃エピソード告白 「何度、拍手を送ったか…」
ゾラ氏、共闘した中で最高の選手にアルゼンチンの英雄を指名「大きな幸運だった」
元イタリア代表FWジャンフランコ・ゾラ氏が、英公共放送「BBC」が製作したポッドキャスト番組「マッチ・オブ・ザ・デイ:トップ10」に出演し、自身が一緒にプレーした中で最高の選手に、元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナ氏を挙げ、当時の衝撃的なエピソードを語っている。
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ゾラ氏は、ナポリやパルマでプレーした後、1996年にイングランドに渡ってチェルシーで活躍し、“ブルーズ”のレジェンドとなった。イタリア代表や所属クラブで、数々のスタープレーヤーと共演してきたゾラ氏だが、一緒にプレーしたなかで最高の選手は誰という質問に対して、「その質問に対する答えは簡単だよ」と即答した。
「それはディエゴ・マラドーナだね。私にとって、大きな幸運だったよ。なぜなら、少なくとも選手としての私の半分は、彼のおかげだからね。若い時に彼のような選手とプレーして、練習をすると、数多くの発見があり、大きな成長につながるんだ」と、アルゼンチン代表の10番から多くのことを学んだことを明かした。
マラドーナ氏は、1986年のメキシコ・ワールドカップのイングランド代表戦で披露した5人抜きを筆頭に、数々のスーパープレーを大舞台で見せてきた。そのプレーは、練習中から驚異的だったとゾラ氏は言う。
「何度、練習を中断して彼に拍手を送ったか分からないよ。彼が繰り出すプレーは、信じられないものだった。どんな時も、彼には及ばないと思わされたね。ある日、私たちは11人対11人の試合をしていた。GKがピッチの中央にいた彼にボールを投げたんだ。彼はそれを胸でコントロールして、ボールを落とさないまま、マークをしていた選手をかわしたんだ。そのままボレーでシュートを放ち、反対のゴールにいたGKの守るゴールを射抜いたんだ。私たちは、彼が決めたゴールが信じられなかったよ」
現役時代、イマジネーションあふれる数々のプレーで、自身も「ファンタジスタ」と称されていたゾラ氏だが、そのプレーの根源にはキャリアの早い段階で一緒にプレーしたマラドーナの影響が色濃くあったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)