完敗のマジョルカ、久保建英にスペイン紙は厳しい評価 活躍を見せられず途中交代に
3点満点で「評価なし」 マジョルカは次節にも降格決定の可能性
日本代表MF久保建英を擁するマジョルカは現地時間12日、リーガ・エスパニョーラ第36節セビージャとのアウェーマッチに臨んだものの、0-2の完敗を喫した。上位チームとの地力の差をはっきりと見せつけられて1部残留が厳しくなる1敗に、現地紙「マルカ」による久保の評価もここ最近で最も低いものとなっている。
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スペイン南部セビージャでの開催ということもあり、この日キックオフ時の33℃という過酷なコンディションで行われる一戦となった。過密日程も相まって両チームとも体力の消耗が感じられるなかでも、チームとしての統制が取れていたのはフレン・ロペテギ監督率いるセビージャだった。
前半39分に得たPKをアルゼンチン代表FWルーカス・オカンポスが決めて先制に成功。後半に入るとマジョルカがチャンスを作るために奮闘したものの、セビージャの守備陣形を崩すには至らず、同39分にGKからのロングキックを途中出場のモロッコ代表FWユセフ・エン・ネシリが決めて勝負あった。
来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内確保を目指すセビージャと、1部残留に向けて崖っぷちのマジョルカ。チームの立ち位置がそのまま差として表れる90分間となった。そのなかで久保も疲労の蓄積もあってか、ここ数試合のようなキレあるプレーをほぼ見せられず、後半41分に途中交代。「マルカ」の試合後採点では3点満点中の「評価なし」という厳しいものとなっている。
現時点で19位に転落したマジョルカは、1試合消化が少ない17位アラベスと勝ち点差3、16位セルタとは勝ち点差4となっている。残り2試合となり、13日に行われるアラベス対ヘタフェの結果次第では次節にも降格が決定する窮地に追い込まれた。