「仰天の“落下しない”アシスト」 神戸イニエスタ、百戦錬磨の浮き球パスにスペイン紙注目

ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタ【写真:Getty Images】
ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタ【写真:Getty Images】

神戸が鳥栖を1-0で撃破 イニエスタが圧巻のアシスト「文字通り“落下しない”スタイル」

 ヴィッセル神戸は8日、J1リーグ第3節でサガン鳥栖と対戦し、敵地で1-0と勝利を収めた。後半30分に決勝ゴールが生まれたが、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが披露した圧巻のアシストを、スペインメディアは「イニエスタによる仰天の“落下しない”アシスト」と見出しを打って取り上げている。

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 神戸は今季、天皇杯王者として2月8日に行われた富士ゼロックススーパーカップでJ1王者の横浜F・マリノスをPK戦の末に撃破。AFCアジアチャンピオンズリーグでも2連勝を飾っており、幸先の良いスタートを切っていた。

 しかし、Jリーグ開幕戦で昇格組の横浜FCに1-1と引き分けると、新型コロナウイルスによる約4カ月の中断期間を経て、今月4日に行われた第2節ではサンフレッチェ広島に0-3と大敗を喫し、ここまで白星を挙げられていなかった。

 鳥栖戦も相手の強固な守備を前に、なかなかネットを揺らすことのできない展開が続いたが、世界的名手がワールドクラスのプレーで状況を打開する。鋭い縦パスをMF郷家友太が反転しながらイニエスタに落とすと、浮いたボールに対し独創的なダイレクトパスを前線に供給。裏に抜け出したFWドウグラスが、アクロバティックなボレーシュートを叩き込んでゴール左上に突き刺した。

 ワンプレーで相手守備陣を攻略したイニエスタの華麗なパスに、スペイン紙「マルカ」は「イニエスタによる仰天の“落下しない”アシスト」と見出しを打ち、「マンチェゴ(マンチャ地方出身者。イニエスタの意)の背番号8が、文字通り“落下しない”スタイルの浮き球パスで、百戦錬磨のアシストを生み出した」と賛辞の言葉を送っている。

 イニエスタの巧妙なアシストからドウグラスのゴラッソに至るまでの一連の流れを、「型破りだが、非常に壮観で全体的に効率的だ」と説明している。海外メディアをも驚かせるスーパープレーで、神戸はようやく今季リーグ戦の初勝利を掴んだ。

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