「フィルミーノが刺激する」 トップ下出場の南野に英紙注目「起用される可能性が最も…」

リバプールMF南野(左)とFWフィルミーノ【写真:Getty Images】
リバプールMF南野(左)とFWフィルミーノ【写真:Getty Images】

優勝決定のリバプールはシティに0-4の惨敗 南野はトップ下で途中出場

 リバプールは現地時間2日、プレミアリーグ第32節でマンチェスター・シティと対戦し、0-4の大敗を喫した。優勝は決定しているなかでの惨敗となったが、英メディアは「フィルミーノが次なるリバプールのスターのキャリアを刺激する鍵となるだろう」と見出しを打ち、この日トップ下で出場した日本代表MF南野拓実に求められる役割を主張している。

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 今季は序盤からリバプールがリーグ戦を独走し、前節に2位シティがチェルシーに敗れたため、今回の“天王山”を目前に30年ぶりのプレミア制覇が決定。今節の試合直前にはシティが整列して王者リバプールを拍手で迎える栄誉礼が行われた。ライバル同士の直接対決となったが、試合は予想外の展開となる。

 優勝直後の試合だったからか、やや気の抜けたプレーが目立っていたリバプールは前半だけで3失点を喫してしまう。すると、後半頭に4-3-3システムから4-1-2-1-2システムに変更。後半40分には南野が投入され、主戦場であるトップ下に配置されるも、さらに追加点を許し、0-4の大敗となった。

 リバプールにとっては優勝決定後のほろ苦い惨敗劇となったが、英地元紙「リバプール・エコー」は試合前に「フィルミーノが次なるリバプールのスターのキャリアを刺激する鍵となるだろう」と見出しを打ち、「南野はシーズン終盤でインパクトを与えるためのチャンスを手にするだろう」と取り上げている。

「南野の最適なポジションについては議論の渦中にあるが、フィルミーノのプレー時間の長さを考えると、ブラジル人に休息を与えるため起用される可能性が最も高いかもしれない。(トッテナムFW)ハリー・ケインは使われすぎて燃え尽きる選手の代表格として取り上げられるが、フィルミーノは今季彼よりも44分間多くプレーしている」

 フィルミーノは最前線からプレッシングを掛け続ける汗かき屋のタスクも担っていることもあり、強力な3トップのなかでも最初に交代する機会が多い。シティ戦でも後半17分にピッチを退いていたが、同メディアはフィルミーノの負担を減らす役割に抜擢されることが、南野がリバプールで立場を築く近道であると強調していた。

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