「バルセロナの頭痛の種に」 久保の“二度の好機”を海外称賛「最大の危険をもたらした」

バルサ戦に先発で出場したマジョルカMF久保建英【写真:Getty Images】
バルサ戦に先発で出場したマジョルカMF久保建英【写真:Getty Images】

マジョルカはバルセロナに0-4の大敗も…久保は古巣相手に好パフォーマンス披露

 マジョルカは現地時間13日、リーガ・エスパニョーラ第28節でバルセロナと対戦し、0-4で大敗を喫した。日本代表MF久保建英は“古巣対決”で先発フル出場を果たし、強烈ミドルと低弾道FKで存在感を示した。海外メディアは「久保がテア・シュテーゲンに最大の危険をもたらした二度の好機」と見出しを打って注目している。

 昨夏にレアル・マドリードと契約し、今季マジョルカに期限付き移籍した久保は、ここまでリーグ戦3ゴールを記録していたが、新型コロナウイルスの影響により3月中旬からシーズンが中断した。感染拡大が落ち着いたことから11日に再開され、マジョルカは13日の再開初戦でバルセロナをホームに迎え撃った。

 久保は昨年12月に敵地カンプ・ノウで行われた第16節(2-5)での初対決以来、下部組織時代に在籍したバルセロナと2度目の“古巣対決”となった。開始2分でチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルにヘディング弾を叩き込まれるも、0-1で迎えた前半22分に久保が得意の形からのシュートでバルセロナのゴールを脅かす。

 右サイドでボールを受けた久保は、スピードに乗ったドリブルを敢行。対面していたDFロナルド・アラウホを鋭いカットインで振り切りシュートコースを生み出すと、ペナルティーエリア手前から力強く左足を振り抜いた。強烈なミドルシュートは枠を捉えるも、ドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの好セーブに阻まれた。

 さらに、前半30分にはゴール正面の位置でFKを獲得すると、久保が自らボールを抱えてセット。左足を振り抜き低弾道のシュートでゴールを狙うも、再びテア・シュテーゲンに防がれた。得点を奪うことはできなかった久保だが、終始バルセロナに圧倒されるなか、マジョルカの数少ない決定機を演出してみせた。

 ペルー紙「リベロ」は「久保がテア・シュテーゲンに最大の危険をもたらした二度の好機」と見出しを打ち、「この日本人MFは本当の意味でバルセロナの頭痛の種となり、二つの決定機を演出した」と取り上げている。大量4失点と厳しい試合結果になったものの、久保にとっては古巣相手に十分なパフォーマンスを披露できたようだ。

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