久保建英は「未来の王様」 古巣を脅かした才能を英評価…バルサからの「尊敬を勝ち取る」

マジョルカMF久保建英に英紙が高評価【写真:AP】
マジョルカMF久保建英に英紙が高評価【写真:AP】

バルサに0-4大敗も奮闘 「マジョルカで最高の選手だったことは明白」

 リーガ・エスパニョーラ第28節のマジョルカ対バルセロナが現地時間13日に行われ、アウェーのバルセロナが4-0で快勝した。英サッカー情報サイト「Squawka」は、この試合から「学べる5つのこと」と題して注目ポイントを特集。バルセロナ出身で、この試合でも際どいシュートを放って存在感を見せたマジョルカの日本代表MF久保建英にもスポットライトが当たった。

 3月中旬から続いていた中断が明け、ついに再開の時を迎えたリーガ・エスパニョーラ。リーグ首位を走るバルセロナは、マジョルカとのアウェーゲームに臨んだ。

 前半2分と早い時間に先制に成功したバルセロナは、同37分にデンマーク代表FWマルティン・ブライトバイテの追加点でリードを広げる。後半にはスペイン代表DFジョルディ・アルバとアルゼンチン代表FWリオネル・メッシもゴールを奪い、大量4得点で快勝した。

 バルセロナが地力の差を見せつけた印象のゲームとなったが、マジョルカでは久保が何度か惜しいシュートを放つなどチャンスも作った。スペイン大手紙「マルカ」の選手採点では、大敗したチームにあって久保が唯一の2つ星評価(3つ星満点)を受けていた。

 英サッカー専門サイト「Squawka」は試合の結果を伝えたうえで、「ブラウ・グラナ(バルサの愛称)がマジョルカを4-0と打ちのめした試合から学ぶ5つのこと」と特集。そのうちの一つのトピックに「クボはかつての、そして未来の王様」と久保が取り上げられている。

 久保は元バルセロナ出身ながら日本でのプレーを経て、昨夏レアル・マドリードに加入し、シーズン開幕後にマジョルカへ期限付き移籍で渡った。その経歴などが伝えられたうえで、久保はこの試合で最もインパクトを残した選手だと指摘されている。

「今日、彼が古巣相手に見せたことからも分かるように、彼は多くの経験を積んでいる。この日本人ティーンエージャーはピッチ上で最も有望な選手の1人で、マジョルカで最高の選手だったことは明白だった。まだ19歳にもかかわらず、彼はマジョルカの攻撃のキーとして働いていた。彼はマジョルカの選手の中で最多(4本)のシュートを放ち、試合終了までプッシュし続けた」

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