中国代表FWを巡り海外争奪戦? バルサ戦ゴールで脚光、プレミアクラブが獲得打診か

エスパニョールでプレーする中国代表FWウー・レイ【写真:Getty Images】
エスパニョールでプレーする中国代表FWウー・レイ【写真:Getty Images】

中国資本のウォルバーハンプトン、エスパニョールと契約を残すウー・レイ獲得へ本腰

 プレミアリーグのウォルバーハンプトンが、エスパニョールに所属する中国代表FWウー・レイの獲得を打診したようだ。スペイン紙「マルカ」が報じている。

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 ウー・レイとエスパニョールの契約は、2020年12月31日までとなっている。現在、エスパニョールはリーガ・エスパニョーラで最下位に沈んでおり、2部降格の危機に瀕している。ウー・レイは、クラブが1部に残留しても、2部に降格しても、エスパニョールでのプレーを望んでいるという。

 エスパニョールの1部残留に集中しているウー・レイは、200万ユーロ(約2億4000万円)の移籍金で中国の上海上港からエスパニョールに加入。今シーズンは38試合に出場して7得点をマークした一方、今年1月の強豪バルセロナ戦(2-2)でゴールを叩き込み、スペイン紙「AS」が「10億人以上が目撃した!」と報じるなど脚光を浴びた。またプレーで貢献するだけでなく、中国を中心とするアジア人のファン獲得にも大きなメリットをもたらしている。

 現在もウー・レイとエスパニョールとの契約交渉は続いているという。だが、2016年に中国の投資会社グループ「復星国際」が買収し、プレミアリーグ復帰後の2018-19シーズンには7位に躍進したウォルバーハンプトンにとっても、欧州で実績のある中国人ストライカーは、是が非でも獲得したい存在に映っているようだ。

 今年2月のUEFAヨーロッパリーグで対戦した両クラブ。その時は2試合合計6-3でウォルバーハンプトンが勝利したが、中国人ストライカーを巡る争いは、どのような決着を見ることになるのだろうか。

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