香川真司、ユナイテッド時代の“歴史的ハット”に再脚光 「魅惑のチップキック」

マンチェスター・ユナイテッド時代のMF香川真司【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッド時代のMF香川真司【写真:Getty Images】

2013年のノリッジ戦でプレミア日本人初のハットトリックを達成

 マンチェスター・ユナイテッド公式サイトは連日、「A to Z Goal」と題して過去の名シーンを振り返る企画を掲載。そのなかでイニシャル「K」の選手としてMF香川真司を取り上げ、「ユナイテッドでの短い期間で大きなインパクトを与えた」として、同クラブで達成した歴史的なハットトリックに脚光を当てている。

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 香川は2010年7月にセレッソ大阪からドルトムントに移籍すると、ブンデスリーガ2連覇に貢献。その活躍が評価され、12年6月には世界屈指の名門であるユナイテッドへのステップアップを果たした。

 名将サー・アレックス・ファーガソンの下、移籍1年目はリーグ戦20試合出場で6得点3アシストを記録。プレミアリーグ優勝に貢献したなか、香川自身にとってのハイライトとも言うべき試合は13年3月2日に本拠地で行われた第28節ノリッジ・シティ戦(4-0)だ。この試合、香川はプレミアリーグ日本人初となるハットトリックを達成している。

 ユナイテッド公式サイトは、「A to Z Goal」と題して過去の名ゴールを連日紹介。イニシャル「K」の回では香川にスポットライトを当て、ノリッジ戦での香川の3点目にフォーカスしている。

 前半アディショナルタイム、後半31分に得点を決めていた香川は、試合終了間際にも自身が起点となってチャンスを創出。元イングランド代表FWダニー・ウェルベック、同FWウェイン・ルーニーとつながった攻撃からペナルティーエリア内に抜け出し、最後はGKを嘲笑うかのようなループシュートでネットを揺らした。記事では「魅惑のチップキックにGKマーク・バンは為す術もなかった」と称賛されている。

 また、同記事ではファーガソン監督による「シンジにはとても満足している」という当時のコメントや、元ウェールズ代表FWライアン・ギグスからの「シンジは他の選手にないクオリティーを持っている。相手の背後でボールを受けて、両足でフィニッシュできるんだ」という称賛の言葉も紹介されていた。

 14年には古巣ドルトムントに復帰し、ユナイテッドには2年の在籍となった香川だが、名将ファーガソンの下での輝きはしっかりとクラブ史に刻まれている。

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