J参入を目指す福山シティFC、コロナ禍で経営危機 支援呼びかけ…初日で300万円突破

いつか「しまなみダービー」を実現させるために

 福山シティFCには、瀬戸内海を挟んで隣り合う愛媛県の今治市を本拠地にするJ3のFC今治との絆もある。地域リーグからJリーグ昇格を果たした“兄貴分”であるクラブのサポーターからも支援が届いているといい、岡本氏は感謝の言葉を述べている。

「FC今治は日頃から交流がある一番親(ちか)しいクラブで、一番下のリーグからJリーグまで上がっていった兄貴分のような存在です。現場スタッフや選手同士だけでなく、経営陣も仲良くさせてもらっている方々ばかりで、本当にファミリーのような関係がある。練習試合もよくさせてもらっていますが、その時にFC今治のファンの方々から『絶対にしまなみダービーを開催しよう』と声をかけてもらっています。そういう環境があることが、本当にありがたいことです」

 福山シティFCが実施しているクラウドファンディングの期限は7月31日(金)の午後11時まで。プロジェクトはAll-or-Nothing方式で目標金額(500万円)を達成した場合のみ、支援金を受け取ることができる。

【プロジェクト詳細】
福山シティFCの挑戦!新型コロナによる資金難からチーム再建へ!

https://readyfor.jp/projects/fukuyama-city-fc

【福山シティFC代表・岡本佳大氏からのメッセージ】
 我々は2015年に福山青年会議所が母体となってスタートしました。当初からJリーグ参入がゴールではなく、スポーツを通じて福山の街を盛り上げていくことを目標に掲げてきました。その目的や理念は見失うことなく活動してきました。

 地域に根ざしたクラブになっていくこと、福山市の新たなシンボルとして輝いていくこと、そして子どもたちが誇れるような街にしていくことをモットーとしてこれからも活動していきたいと考えています。それらをすべて網羅できる一つの手段が、福山の街にプロサッカークラブを作ることだと我々は本気で思っています。

 必ずこの苦難を皆さんとともに乗り越え、福山市に新たなJリーグクラブを誕生させることができるように動いてまいりますので、このクラウドファンディングにご支援いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

(石川 遼 / Ryo Ishikawa)



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